今日も呉羽で失礼します(汗
都営バスのMP107には前扉が分割窓の仕様は存在しない… でも折角なので分割窓仕様も一台は欲しい^^
この扉の違い、幼少の頃たったこれだけでも新旧が認識出来た、不思議と印象に残っている部分なのです。
そんな訳で、今度はMP107導入直前、昭和52年度E代車=MR410-3Uを作ってみました。
加工はホイールアーチの形状と前扉を変更する事を中心に、その他気付いた部分を弄っています。 ホイールアーチは丸い形状になってる事から、試しに5弾製品BU04のものを使ってみました。 かつて国鉄バスばかりを大量に集めていた
名残~その後随分処分しましたが、それでもまだ余剰気味であった為、これを2台分使用して移植しています。 何となく小振りかな?とも感じますが、元の状態から丸く変更したと言う事実だけで取りあえずはOKでしょうか…
5/22/1:40一部追記
前ドアは製品で同幅扉を採用している日本交通製品より移植。 接合位置は雨トイの内側です。
その他、方向幕を車体側に表現する為の基部を作り、側灯は削除します。
屋根上通風機については多少の誤差はあれ配置も同様、向きも同じなので製品そのままです。
こちら側もホイールアーチの変更が主。 スジ彫り部分は製品では表現されていない縦線を彫り、方向幕は個人的なイメージとして面を少し上に向かすよう傾斜を付けています。 この2点は私が13弾製品を弄る時の共通加工です。 また、E代車はMR410の中でも末期の車両の為か、側面後面のエンジングリルはMP107と大きな差は無く、ほぼ製品の状態でOKなようです。
エンジングリルは同じですが、資料画像を見ると何か雰囲気が違う…
それは雨トイでした。
F代車MP107は最後部の窓横で終わっていますが、このE代車はご丁寧に後面にも回り込んでいます。 普段なら見なかった事にしたいところですが、好きなメーカーでもありますし、代ごとの差異(他の車両との差)を付ける意味でこれも加工する事にしました。
雨トイの通る位置はテールランプの下。 ところが模型では丁度そこにエンジンパネルの上辺ラインがある為これと重なってしまいます。 従って、先ずこのラインの溝にプラ棒伸ばし線を埋め、さらにその上から「角」プラ棒伸ばし線で雨トイを追加しています。
窓も若干ですがMP107とは配置が異なるようです。運転席側は上の画像のように加工、2箇所継いでいます。
下の画像のように1箇所継ぐだけで同じような感じにならないか?と思われた方もいらっしゃるかも知れませんが、残念ながらほんの僅か~柱一本分足りなくなってしまいます。 結果仕方なく上のように作りました。
今回土佐電鉄のパーツを使っていますが、運転席横と1枚目が同じ大きさの沖縄バスのパーツでもOKです。
さて、まだ肝心な事に触れていませんね。それはホイールベースです。
MP107は4800mmなのに対し、MR410は4900mmと100mm長くなっています。
実は今回加工する上でこの違いをすっかり忘れておりまして、何も考えずせっせとアーチの交換作業を進めておりました。 後で資料を確認して~と言うか友人との会話の中で「あららら、そう言えば・・・」と。
ところが怪我の功名と言いましょうか、工作精度がよろしくなかったようで、製品と付き合わせてみるとご覧のように若干前輪が前になっていました。 しかし、これはむしろ好都合、一応4900mmっぽくなっていたようです(大汗
ただし、実際はMP107とどの部分が違っているかはまだ完全に理解していません。
車体も伸ばす方法が○なのか、今回のように前輪を前にずらす方法が○なのか、それとも前輪も後輪も位置が違うのか… 実車の写真と見比べると、前ドアと前アーチの前端、中扉と後アーチの前端がもっと近く見えるなど、アーチが流用である(大きさがスケール通りでない)にしろ、きちんと作るならもう少し調査した方が良さそうです。
まぁ1/150の模型ですし、ホイールベースの100mm=1/150換算0.67mmや窓の配置違いにそこまで拘る必要があるのかは拘り方次第ですね。 正直言って無視で良いかとも^^
*窓配置や雨トイ他、上記特徴はあくまで都営バスの場合です。
=ここから5/22/1:40追記=
その後同好の皆様より様々ご助言を賜りました。先ずは御礼申し上げます。
MRとMPとの違い…、kana86様にご指摘下さった各所の基本寸法も去る事ながら、他にも例えば運転席横の窓の大きさにも違いがあるそうです。 この窓、MR末期の車両はそれまでより少し大きくなり、MPとなってさらに大きくなっているとの事です。改めて手持ちの資料を確認してみると、都営バスでも確かにそうなっていました。 それ以前、方向幕がビルトインタイプになった頃と末期の車両では、前面窓上辺のRの取り方が違うなど、厳密に追い掛けて行くと様々差異があるようです。 エンジングリルもしかりです。
1/150の模型で再現するかどうかは別として、特に気付き難いこのような部分について、皆様の助言は本当に心強く毎度ながら感謝に堪えません。 あり難いなぁ・・・ つくづく奥が深いです(^^