どうも~
先日に引き続き、エアロスター4台を塗装前完成状態まで工作してみました。 なんだかんだ言いながらやっぱり好きな三菱車、結局いろいろ手を入れてしまいました。 今日はグダグダと細かい事を書いてますが、あくまで一例ですのでその点はご理解下さい。 ちょい画像多目+無駄に長いです(w
コンデンサ一体のゴツいクーラーが乗るCNG車のカッコ良さと言ったら… 暫しニンマリ^^
こんな情報も・・・(ニヤリ
=車体の加工=
基本的には短尺化した上で、各所の蓋やパネルラインなどの修正を施しています。
短尺化の際に詰める位置は、屋根はクーラーが載る範囲に(屋根肩だけ仕上げれば良くなる)、左側面は中扉前中ほどに走るパネルラインを無くすように詰めます。
・中扉前の蓋を埋める → 都市新バス仕様
・中扉前の蓋を埋めて蓋を移設(移植) → MBECS3・CNG
・アドブルー注入口を埋め、パネルラインを新設(両工程を兼ねてパネルラインを移植) → 全車
・後輪後ろに蓋を移植 → 都市新バス仕様
MBECS3仕様でD代車にする場合は後輪直後の縦に走るパネルラインを埋めるとより実車に近くなります。(C代車はそのまま) また、都市新バス仕様もパネルラインはありません。画像編集中に気付きました^^;
こちらは製品のPKG-仕様から初期の頃の仕様に修正する事が主たる工作です。
・エンジングリル下辺の形状を修正 → 全車
・蓋の位置を下げる → 全車
・タイヤ間パネルの製作 → 全車
・窓の寸法調整 → 全車
・後面に手摺を設置 → 全車
・屋根上前頭=角型/後ろ=丸型通風機を乗せる
・クーラーを加工の上換装
・画像青丸部分のリブの凸モールドを最小限まで薄く仕上げ(マスキングの都合・左側面も同様)
*テールランプに関しては塗装後にパーツを取り付ける予定です。
えー、先日やらないと書いた
蓋の移設、無視しようと思っておりましたが、他の部分は辻褄合わせているのにぃ~などと誰かに囁かれまして、結局ここも弄ってしまいました。 実車を観察してみると、三菱エンジンを積むKC-~PJ-は基本的にこのようになっているようです。 今回窓を捻出する為に切り取り用の種車は山のように用意出来るですが、それ以前にマンドクサ過ぎ。 富さん、やっぱりKL-辺りでもう一回作ってくれないかなぁ…
で、その窓の話し。 流用前提で考えると関東・神姫・北海道中央のドア間にある窓を4個繋げて使うのが手っ取り早いのですが、現物を作ってはめてみると…残念、若干寸足らずなようです。 もっと大きな窓を種に左右を削って作る?? この方法は数を考えると絶対完成しない予感がするので却下。 そこで禁断の手法?車体側に0.5mmほどのプラ片を接着して調整してみました。 都営バスは非常口周辺が黒に塗装されている事から、視覚的に誤魔化しが効くかも?と期待してみます。
話しついでに、左側面のドア間窓も関東バスの前から2枚でばっちりなんです。
~と言う事は、1台につき都合5台分以上窓を消費すると…( ゚д゚ );
→実際作ってみると寸足らずでした。2枚目は丁度良い窓が無いので加工するしかないようです。
都営バスしかり、他事業者でもツーステップ車を作る場合は右側面のタイヤ間パネルの造作が異なります。 この図は実際に作ってみて感じたイメージを考慮して一部を弄っています。 主にグリルの間隔をスケールの0.3mmから若干太めの0.4mmにしている点ですが、これは個人的な主観ですので、あくまでスケール通りに作りたい方は
こちらを参照下さい。 一部の事業者に見られる
広告枠が被るケース(一例)
ちなみに、実際はパンチング打ち抜きですので、デカール等によるマーキングで再現しても良いかも知れません。 私のように実車のイメージよりも製品の仕様と合わせる事を優先~なんて拘りがあるなら別ですけれども…
パネル製作の実際です。
厚さ0.8mm程度のプラ帯材を基材として、その上に各種プラ材で求める形に組み立てて行きます。 接着は流し込み接着剤を使用しますが、しっかり流れていないと(接着されていないと)その後削り作業やマスキングテープ等に持って行かれてしまう可能性もありますし、プラが「ブニュ」っと溶け出すほど流してしまうと形がダレます。 この手のプラ材は柔らかいですので、とにかく接着剤の量に注意して作業します。 また、最初から0.13mm等の薄板を貼って作れば良いじゃん~と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、接着剤を流した途端かなりの確率でヒケる事と、元々薄くそれ以上削って修正出来ない事から、私はこの手のものを作る時にt0.13/0.14mmは使いません。
(1)の状態まで組み立てたらこのままの状態で最低3日放置します。 これは接着剤の溶剤分を*飛ばしてから削らないと後にヒケが出る為で、特にこのような柔らかい材質のものは必ずと言って良いほどヒケますので、ここはぐっと我慢して暫し待ちましょう。 この手の長物+貼り合わせ物の場合、溶剤分が抜けて来ると大抵の場合反って来ますのでそれも目安になります。
3日以上経ったら表面を(私の場合アルミブロックにペーパーを貼り付けたツールで)削りますが、ここでも求める厚みの一歩手前で寸止め、念には念を入れてこの状態で最低2日待ちます。 その後最終的に求める厚さまで削って完成です。
<*厳密に言うと"飛ばす"と言う表現よりも、溶剤による素材の収縮が収まるのを待つと表現した方が適正です>
=屋根上機器パーツ=
こちらは屋根上に乗るパーツ郡。
先ずはクーラー。 当初13弾製品から持って来れば良いと思っておりましたが、先行されている
龍山模型さんの記事を見て「なーるほど、そう言えばそうだよねぇ…」~リブの表現まで付いて来る上、屋根Rの違いも殆どないから底面を仕上げなくて良くなるし、、と膝叩き。 早速その手法を採用させて頂きました。
その他、角型ファンカバーはプラ材切削によるもの、丸型通風機は製品のものですが、裏面に厚さ0.13mmの端材を3箇所貼り付けて微妙に車体から浮くようにしています。 コンデンサ付きのクーラー(CNG車に使用)は14弾東京空港交通製品のそれに13弾エアロスターK用クーラーの外気取り入れ口を組み合わせたものです。
クーラーの加工法をもうちょっと詳しく。
(1) 種は14弾製品のことでんバス搭載のそれ。 東京空港交通も使う部分は同じ造形です。
赤線あたりが狙う位置になります。
(2) 先ずは粗切断。 すると断面下部が空洞になってしまいます。
(3) 空洞を隠す為にプラ片を接着。 プラ材の底面を屋根Rに合わせてほんの僅か削ります。
(4) 上面のリブが僅かに残る程度を目安に若干斜めになるよう仕上げます。
(5) 上面/側面に残ったリブを削り取り、エアロスターK用のパーツから外気取り入れ口を切り取って接着。
残った残骸も無駄にはなりません。 6つファンクーラーへの改造は無論、キュービックのコンデンサにも使えそう。
まさかこのクーラーがこれほど使えるとは… 急遽種車を供出して下さったTH-cube様、有難う御座いました^^
あ、、そうそう、クーラーの無いことでん5(東京空港交通1)この処遇をどうするか…
透明窓+アルミホイール取りに如何?なんて。 クーラーと交換してくださる方…居ないよなぁ。。