製品系コンテンツ ●バスコレマニアックス  ●バスコレパーツ構成一覧表  ●バスコレ屋根上パーツ集  ●気まぐれレビューTOP
工作系コンテンツ ●塗装剥離実験室  ●工具/用具の紹介  ●TRMフォント  ●Legacy-PRODUCTS  ●作品ギャラリー
blogカテゴリー バスコレ改造系 バスコレ製品系 お立ち台 バス実車 鉄道模型 ミニカー 技とか逸品とか FONT 四方山 頒布物

2017/12/13 バスコレクション新製品情報まとめ  ←クリックで記事を展開 その他の更新情報
12/13:全国バスコレクション 仙台市交通局・京福バスを追加
12/13:千葉内陸バス TOMIXデザインバスを追加
11/11:西武バス MP38オリジナル仕様(A品番)他を追記
11/11:JRバス発足30周年記念各種セットを追加
11/11:中鉄バス新旧カラー2台セットを追加
11/25:バスコレパーツ構成一覧表更新
11/07:バスコレパーツ構成一覧表更新
11/06:バスコレパーツ構成一覧表更新
10/25:バスコレパーツ構成一覧表更新
10/15:バスコレパーツ構成一覧表更新

2010/09/25  烏口のはなし

烏口

今日は唐突に烏口を取り上げてみます。
僕のように、かつてGM(グリーンマックス)のカタログで工作の魅力にはまった世代には、烏口と言えば直ぐにどんなものかイメージ出来ると思いますが、最近はあまり使われなくなってしまったようで、webでも雑誌でも登場する機会がめっきり減ってしまったように思います。 それもあってか烏口を知らない人も多く、話をしても反応めっさ薄し~なんて場面もあったりして、ちょっとだけ寂しく感じていました。

さらに、使ったことがある人(世代)でも、烏口と言えば「車体にモールドされたHゴム等に色を入れる道具」との認識(GMカタログや当時のTMSではそう言った使い方をされる事が多かった)が強いせいか、失敗>失敗>また失敗>>お蔵入り>結果「あれは難しい道具だ」と言うイメージを持ってしまった方も多いように感じています。

確かに塗装済みの車体に色を入れるには「簡単」ではなく、コツや慣れが必要だったり、(エナメルを使わない場合は)一発勝負の度胸も必要、モールドの状態によっては烏口では無理若しくは効率が悪い場面もあって、「難しい」と感じてしまうのも無理はありません。

今日はそんな慣れが必要な「難しい場面へ使ってみよう!」などと面倒な事は言いません。 技術的にも簡単でとっても有用な場面もあるのでちょっとだけ紹介させて~が趣旨です。 もう使いこなしている人には無用の話。




じゃぁ何に便利なのか…

とにかく有用なのは窓ガラスの色入れ。
バスコレの場合は逆T窓(T窓)、前面/後面窓~特に外周部は本当に使えますし、鉄道模型も今ははめ込み窓が基本ですから、窓パーツ側のサッシやHゴムなんかは特に有用です。 作業の速さと仕上がりの美しさは烏口ならでは。 上手く行けばムラも最小限に抑えられ、製品の印刷とも何ら遜色なく仕上がります。  
窓なら下地に塗装もありませんからやり直しも安易ですし、変な気負いも必要ありません。


窓に有用と書きましたが、通常の上下サッシ窓は烏口では効率が悪くお勧め出来ません。 画像丸囲み部分のようなモールドがクロスした場所はにじみが起き易いのですが、サッシ窓はその箇所があまりにも多い為です。 面倒でもマスキング>吹き塗装の方が結果的に早いでしょう。(サッシに銀を塗装した後に縦に走る窓柱に使う分には良いかも知れません)

しかし逆T窓にはとても有用です。 私はもうこれがないとやってられない…正に必需品。
とは言え、手放しに簡単なのは画像で言う緑色の部分で、次いで青の部分、ちょっと気をつけたいのが燈/赤の部分になります。 燈/赤部分は烏口を走らせた終端にクロスするようにモールドがありますし、モールドが外周部(緑)より薄めなケースが多い為にじみに注意します。


前面/後面窓のフチにも持って来いです。 前面については、ワイパー/方向幕の下/真ん中のゴム部分/ワイパーのモールドが掛かる下辺はコツが必要だったりモールドがダルくて難しい場面もありますが、外周部(左右と上部)には簡単に使える場面も多いです。

後面は一番簡単な部類です。特に左のエルガや自作窓のように外周にモールドが無いものは烏口を使うメリットは大きいです。 筆でもモールドがあればその出っ張った部分に乗せて行けば良いですが、モールドが無いものはガイドになる部分が無い為、きっちり入れるにはマスクする必要があります。 その点烏口ならパーツのフチをガイドに均一な線を素早く引く事が出来ます。前回の記事のタイトル画像(枠囲みの窓)などは正にそんな場面です。



まぁ、、グダグダ書くより見せた方が早いよね… ってことで先ずは映像をどうぞ。
コンデジ撮影なので画質はご容赦。480pに設定又はYouTubeサイト上で見るとちょっとだけ見易いかも??

一つだけ。
おまけで雨トイや窓下のモール、ホイールアーチに入れている場面がありますが、実際のバス製作(本番)では普通にマスクして吹いてます。 以前はやってた事もありましたけれども、今はすっかりチキン、、あんな度胸はもうありません。(最近また烏口を使うようになりました) あくまで参考に。カメラを抱えて作業するって難しい。。



私が普段使っている烏口は最初の画像手前の小型のものです。 生憎メーカーと品番は忘れてしまいましたが、1000円するかしないか程度のものだった気がします。 後ろは内田洋行製のKDタイプと言うものですが出番は殆どありません。 製図や版下に使う訳ではないので、刃先は余り鋭く研がず引っ掛かりが起こらないよう滑りを重視しています。 引っ掛けるとそこから滲んでしまいますし、ましてパーツに傷を付けてしまっては意味がありません。

開き具合については、左の絵のようにモールドがすっぱり嵌ってしまうような状態は開き過ぎ、モールドより若干狭い程度がやり易いです。 基本的には"パーツの外側に"若干傾けて、モールド(パーツ)のエッジをガイドに色を入れて行きます。 ダルいモールドに入れる際は直立させて~なんて方法もありますが、それは慣れが必要な「技」ですのでここでは触れません。

塗料については、新品状態ではにじみやはみ出しが起こり易く、慣れないと使い難いかも知れません。 若干シンナー分を飛ばして"トロ"っとした感じのものを用意します。 ただし、あんまり飛ばし過ぎて"どろ"っとまで行ってしまうと、上手く流れず使い難くなったり、塗装面も馴染まず綺麗に仕上がらなくなります。ほどほどに。


映像で使った窓のアップ。
若干ムラが出ている箇所もありますが悪くは無いかな… 何しろ横から見た時にもきっちり直線が出るのでとっても見栄えが良い~これが烏口を気に入っている点です。

一つだけコツを挙げるなら、引き始めたら終端まで極力パーツから烏口を離さないこと、出来れば同じ速さと角度を保って引き切る事でしょうか。 また、外周部は映像のようにかなり傾けてしまっても構いません。 横の部分(パーツの側面)が若干太くなってもはめ込んでしまえばほぼ見えません^^


引き終わりにある縦ラインとクロスする部分に溜りが出来てしまったケース、さらに完全に滲ませてしまったケース~失敗の代表例です。 外周では滅多に起こりませんが、中ほどのモールドではモールドがクロスした部分で起こり易いです。 塗装する順番は失敗し易い部分から、この場合中ほどのモールドから進め、最後に外周を塗ると効率が良いでしょう。 前の画像で言う赤>燈又は青>緑の順。

中ほどの部分がどうしても上手く行かない場合は、そこだけ吹き付け塗装してから外周だけ烏口でも良いと思います。 無理に全部の場所を烏口で入れる必要はありません。


~こんな感じに駆け足で書いてみましたが、「烏口=難しい」と喰わず嫌いにならず、簡単な場面もあるので是非使ってみて欲しい、、上手く伝えられたならばとても嬉しいです^^


たまにはこんな記事もアリかな??






 
今回の趣旨とは外れますが、ちょっとだけ応用編…


KATO103系の前面方向幕Hゴムモールドの表面だけに色を入れたもの。 右の小さな画像は編集で大袈裟にはみ出させてみましたが、1/150の模型で一番目が行くのはこんな場所ではないかと感じます。 世の美しい作品はどれもこう言った場所に凄く気を遣われてますね。


同じく側面のHゴムモールドに色を入れた例。 KATOの新103系はモールドにエッジがあり、ある程度の太さもあるのでやり易い方でしょう。 練習台には好適??


映像のおまけにホイールアーチに色を入れる場面を2回入れましたが、色入れの方法が異なっていたのにお気付きでしたでしょうか? 2回目は図のように一旦僅かに塗料を置き、それを足掛かりに烏口を横方向にスライドさせて色を入れています。 上の103系は前面窓(はめ込み窓)を除き全てこの方法を用いています。


まぁ…応用は後の話し、、先ずははめこみ窓の色入れに使ってみて^^

7年前…


by blog-MrT | 2010-09-25 16:53 | 技とか逸品とか | Comments(12)
Commented by 京神模型 at 2010-09-25 18:04 x
烏口ってこんな道具だったんですか。
つい最近初めて聞きましたし、使ったことがありませんでしたから、とても参考になります~

私はいつもエナメル塗料の筆塗りで頑張っていました…
是非使ってみたいと思います~
Commented by ヘッポコ出戻りモデラー at 2010-09-25 19:33 x
こんにちは~。動画は参考になりますねぇ!
高校の製図で使っていたので使い方は知ってましたが、他人の、しかも巨匠のやり方を
見られるというのはとても参考になります。
Commented by m.m at 2010-09-25 20:34 x
うおっ!動画最後のフェンダー色差し、手法が全く同じで驚きました。
最初の一点だけ咥えて色の点載せ、それを起点に横に倒した烏口でスーーーーと滑らすように色載せ。
鳥肌立ちましたです。
Commented by kana86 at 2010-09-25 22:44 x
烏口といえば確か高校美術(絵画)の授業で使うために、竹串と輪ゴムで自作した烏口(擬き)を持って行ったら教師曰く「よく考えたな!」。
作ったのは確かに私ですが、考えたのは某雑誌の投稿者だったので、複雑な心境でした(汗)。
まぁ当時は本物の烏口を見たこともないのに作ったので、それなりの使用感でしたが(更に汗)。
Commented by blog-MrT at 2010-09-26 00:14
>京神模型さん
こんなものです(笑
動画を作った甲斐がありました^^ どんな場面にも使える訳ではありませんが、有用な場面はきっと見つかると思います。 是非^^
Commented by blog-MrT at 2010-09-26 00:18
>モデラーさん
やりかたは人それぞれ、どれが正しいなんて無いのも同然ですが、効率の良い場面もあるよ~と言うのを知っていただきたくて、今更ながら書いてみました^^ ちょっとでも参考になれば幸いです。

あ、、巨匠は要らんよ~ ただの趣味馬※ですからね(汗
Commented by blog-MrT at 2010-09-26 00:23
>m.mさん
そう言えば、案外あの使い方やってる人って見た事無いかも知れない。
m.mさんもこの手の技術に関しては相当研究されているでしょうから、お互い行き着くところは一緒だったってオチでしょうか(笑
Commented by blog-MrT at 2010-09-26 00:29
>kana86さん
表面張力と毛細管現象の応用ですね^^
私は安物のピンセットに消しゴムの切れ端を挟んで輪ゴムで固定、スーパーカー消しゴムに線を入れたり、学校の机にレース用のラインを書いて(いたずら書きして)廊下に立たされました(馬※ 
Commented by 115-800 at 2010-09-26 16:06
こんにちは。
こちらでは、お久しぶりです。

烏口は購入したがいつか忘れるくらい使ってない道具でしたが、使いこなすと非常に便利そうですね!
気動車や通勤型の靴ずりやドアレールのような細い部分を塗るのが大変で省略してましたが、
烏口を使えば時間をかけずに塗れそうです。

その前に時間をかけて練習する必要がありますけど…
Commented by blog-MrT at 2010-09-26 17:36
>115-800さん
お久し振りです^^ 便利ですよー
ですが、今回は慣れが必要な車体へ~じゃなくて「技術の要らない」はめ込み窓向けに如何?がテーマなんですけど(笑

紹介しておいてなんですが、、私なら靴ズリやドアレールは普通にマスクして吹くかな。その方が確実だし練習も要らない、仕上がりにもそれほど差が出る場所ではないですし…なーーんて(逃

真面目な話し、ドアレールのようなモールドの浅い部分に烏口で色を入れるのは失敗リスクが高く、様々な塗装法の中からあえてこれを選ぶメリットはそんなに大きいとは思いません。 もちろんチャレンジを否定するつもりはありませんけれど、はめ込み窓のように、技術もそれほど必要ない、失敗しても許される、仕上がり具合(塗面の質感)が魅力な場所~とは少し様相が違う話かな?と私個人的には感じます。

まぁしかし、窓には本当に有用ですから、一つ手元に置いておいて損は無いです^^
Commented by 凡人オヤマダ at 2010-09-27 00:03 x
実は先ほどかねよしさんブログの神奈中ブル記事コメントにも烏口のことを書こうかなと思っていたところでした。
自分の場合加工から色塗りに至るまで完全デジタル漬けになってしまったので、高校時代に買った烏口(画像と同じ内田洋行製)は出番無しになっておりましたが・・・・・。

今でもマンガ・イラスト用品売場に行けば烏口が置いてあるのかも知れませんが、陰が薄くなった道具のひとつであります。知人の一人は烏口が入手できなかったためデザインナイフを2枚合わせ刃にして烏口代わりにしておりました。
Commented by blog-MrT at 2010-10-04 04:21
>凡人オヤマダさん
かねよしさんのブログも確認^^ なるほど丁度そんな場面ですね。ただ、車体への色入れは一発勝負(リカバリー作業って嫌じゃないですか?)確実性の面から言えば氏の取ったマスクして吹く方法に軍配は上がると思います。 

>影が薄くなった道具
確かに、PCの台頭で特に設計の現場ではCADが大勢を占め、手書きの機会は殆ど無くなってしまいましたし、イラストや版下にしてもイラレ他グラフィックソフトの使用~手書きであっても烏口を使う場面はそう滅多になくなってしまったように思えます。 そう言えば、現在内田洋行のHPで烏口を検索しても何もHITしません。 既に本体では取り扱いが無く、子会社が僅かに取り扱う程度で、やはり過去の道具(商品)になってしまった感は否めませんね。

でも模型の世界ではまだまだ使えます。 失敗リスクの高い場面では「使えない・難しい」と判断されがちですが、そんな難しい場面へわざわざ使う必要は全く無く、もっと簡単な場面に用いれば「使える」道具である事を再発見出来るのではないか(再発見して欲しいな…)と思い記事にしてみた次第です。
名前
URL
削除用パスワード
<< 2010/10/16  201... 2010/09/22 エアロス... >>


月別の過去ログは以下のダイレクトリンクよりお進み下さい。

2016/012016/022016/032016/042016/052016/062016/072016/082016/09│2016/10│2016/11│2016/12
2015/01│2015/02│2015/03│2015/042015/052015/062015/072015/082015/09│2015/10│2015/11│2015/12
2014/01│2014/02│2014/03│2014/042014/052014/062014/07│2014/08│2014/092014/102014/11│2014/12
2013/01│2013/02│2013/032013/042013/052013/062013/072013/082013/092013/10│2013/11│2013/12
2012/01│2012/02│2012/03│2012/042012/052012/062012/072012/082012/092012/102012/112012/12
2011/01│2011/02│2011/032011/042011/052011/062011/07│2011/08│2011/092011/102011/112011/12
2010/01│2010/02│2010/032010/042010/052010/062010/072010/082010/092010/102010/112010/12
2009/012009/022009/032009/042009/052009/062009/072009/082009/092009/10│2009/11│2009/12
2008/012008/022008/032008/042008/052008/062008/072008/082008/092008/102008/112008/12
2007/012007/022007/032007/042007/052007/062007/072007/082007/092007/102007/112007/12
2006/012006/022006/032006/042006/052006/062006/072006/082006/092006/102006/112006/12
2005/012005/022005/032005/042005/052005/062005/072005/082005/092005/102005/112005/12
2004/01│2004/02│2004/03│2004/04│2004/05│2004/06│2004/07│2004/08│2004/092004/102004/112004/12

2004年8月以前は未処理です。 その他のハイライトされていない月は管理人サボリの為記事がありません。



これ以前のレポートはこちら


補助コンテンツ
都営バス画像倉庫
MP218短尺化加工
神奈中MP駄画像
自転車ラックバス製作支援
鉄道系旧コンテンツ
長野電鉄3500系の詳細
JR103系3000番台の詳細
国鉄急行型電車を屋根から分類
リンク
都営バス資料館
ATB MODELS
龍山模型
とんび我楽多堂
バス模型改造記録
ねじふぁくとりーBLOG
とまれみよ
へっぽこ出戻りモデラーのページ
TOMYTEC-ジオコレ
かなちゅうこだわり.com
最新のコメント
■とある美琴の桜子さん ..
by blog-MrT at 23:28
■3501Fさん ..
by blog-MrT at 23:03
■オヤマダさん ど..
by blog-MrT at 22:58
■非公開コメント様 ..
by blog-MrT at 22:46
お久しぶりです。 ..
by とある美琴の桜子 at 04:00
ついにエアロキングが登場..
by 3501F at 21:56
ジオコレのツイッターでJ..
by 凡人オヤマダ at 18:10
■あっちーさん 実..
by blog-MrT at 00:30
■西工58MCさん ..
by blog-MrT at 00:24
検索
ABOUT

無駄こそ人生、失敗の中にこそ醍醐味が隠されている~が信条らしい。能書きが多い典型的な駄目理系である故、このブログを快適に読むには咀嚼力が必須です。模型工作を楽しむ方には適しているかも知れません。
ご挨拶/メール/ガイドラインなど
トップ | ログイン




skin : SYMPLE ONELINE
by Mr.T 2014



Copyright(C) 2002-2016 MrT All rights reserved.