N7編成に続いてO6編成を。
この編成も避雷器が筒型のタイプですが、前出のN7編成とは違いランボードの外側に各種配管が通る標準的なタイプです。 小物類や仕様はN7編成と同様ですが、パンタ撤去車の避雷器撤去部分はKATO3020-4(旧型避雷器)を埋め込んでみました。上部に6本ビス表現がモールドされているので試してみましたが、少々大きいか… 微妙にドリルレースするか、GM名鉄5500キットの13番パーツを極薄くスライスしたものを使うと良いかも知れません。
また、画像でも判る様にキットデフォのヒューズ位置から0.5mmほど内側/0.3mmほど前へ移設しており、ランボードも約0.2mmほど内側になるように微妙に足を削ってあります。 これは極力配管やパンタ台座位置とのバランスを取る為で、多少実車と位置関係がおかしな部分がありますが、ヒューズやパンタの大きさ、さらには貫通扉の幅等パーツに合わせなければならない部分もありますので、模型上致し方ないとしてこの状態で妥協しました。
そうそう、このキットを組む際、塗る前に是非やっておきたい作業があります。 バリ取りは当然として、前面窓のはめ込み具合を調整する=窓周りを削っておく事です。
そのままの状態で組んでしまうと前面窓が横に大きくはみ出してしまい、非常にカッコ悪い状態になります。それでもボディー側だけ削る事では対応出来ない(形状的にも限界がある)場合が殆どですので、窓ガラスパーツの方も取り付け爪を放棄+削って調整した方が良いかと思います。
あとはこのキット最大の欠点、前面と側面のつなぎ目部分にあるパーティングライン及びモールドズレですが、私はボディー上半分はパーティングラインを丁寧に削り、コルゲート部分のパーティングラインやモールドズレには目を瞑りました。
コルゲート部分のズレは高さ方向、深さ方向もズレており、ヘタに修正すると返って見苦しくなると判断。 特にこの車のように銀色に塗る場合、ちょっとした仕上げ粗も非常見目立つ結果となる為です。
この部分非常に惜しいキットです。 もう少し型の接合位置など配慮して欲しかった…と苦言を呈しておきましょう。