本当に土壇場になってしまった……
明日の催事にて些少ながら頒布させて頂くものが御座いまして…今日はその紹介を。
お品書きはこんな感じ。
■フィルム目安尺 300円
■都心のノンステップバス・丸い模様お助けマスキングシート(エルガ/BR2用と7E用) 200円/1台分
■角型ファンカバーお助け素材(長/短2種アリ)[数極少] 400円/10個
他にもデカールやインレタも企画しておりましたが、多忙もあって結局作れずじまいでした。
まぁどれもこれも本当にニッチなもの。お勧めはフィルム製スケールですが、これもデジタルデータを作る人以外はあんまりかなぁ~なネタですね。 データを作る人は持っておくと便利かも^^
これらは「パンダ工業」様ブースにて12時頃より置かせて頂きますので、もし興味が御座いましたらお立ち寄り下さい。
==TF-001 フィルム目安尺(フィルム製のスケール)==市販されているものは1/150向けには目盛りの間隔が大きいなど少々不満があった事から作ってしまいました。
経験から通常の定規よりもブロック定規を中心にしています。 丸定規は小さなRを測る時に。穴の大きさはブロック定規で測った方が見易いです。
分度器はSpan=2.5度(2.5度間隔)ですが、ここでチョンボ。表記がSpan=5度になっています。 実用上問題ないのでそのまま頒布(汗 その分安価にしたつもりですが…ごめんなさい。
~で、用途ですが、主にノギスでは測れない形の無いもの=製品の印刷や帯の幅などの参考値を読みたい時に使います。 特にデジタルデータ作成の際に「実物の1/150ではなく製品のモールドに合わせて作りたい」「製品と同様のものを(同様の雰囲気で)作りたい」~そんな時に基準となる大きさが欲しい場面で重宝します。 アナログ工作では例えば製品の帯幅と同じに塗りたい~と言った場面でこのようなものがあると便利です。
製品に印刷された表記と同じもを作りたい場合や、その雰囲気の参考に。
実物そのまま1/150ではなく製品の雰囲気に則って作りたい場面、又は参考にしたい場面に。
単純に1/150で作ると模型的に都合が悪い場面もあったりして…
例えば画像のような場面や、ナンバープレートなど、スケールよりもモールドの大きさに合わせて作った方が結果的に見栄えが良くなる場面もあります。 また、見栄え云々の前に、例えばバスコレ1弾のMP118はリアナンバーが小さく無改造を前提とするとスケール通りに作るとまともに貼れない~なんて事態もあります。
使う方はかなり限られていると思われますが、万が一作った数(15枚)以上の需要があった時は修正と構成変更を行うかと思います。その際恐らくお値段ちょい上げになってしまう悪寒。 まぁ万が一の話です^^
精度については模型製作に於いて実用上問題ないレベルは維持出来ていると思います。 しかしJIS等の規格は取得しておりませんので、超細密且つ厳密に測る用途には向きません。 画像はJIS規格の金尺の上に置いてみた図。 通常の定規部分にはランダムに線の太さが細い部分がありますが実用上問題ありません。
肉眼では読み取れない場合が殆どですので、このようなルーペやルーペ付きスタンド等との併用をお勧めします。
全くの余談になりますが画像のルーペ付きスタンドは模型製作にもお勧め。 さらに、アームが長く角度調整の自由度も高い事から模型を撮影する際の照明としても重宝します。
5000円程度ですので是非^^ →
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==TM-001/002 丸い模様お助けマスキングシート==都心のノンステップバスを作る時に厄介なあの模様、、塗装時の省力化と量産性向上を目的としています。 ブログやメールにて何件かお問い合わせを頂戴していた事もあり作ってみました。
ただ、省力化が出来るとは云え、デカールのように貼れば出来上がり~といった代物ではありませんので、ある程度の工作力と工夫は必要です。 簡単に言えばこの状態でどのように使うか想像出来る人向けです。
■TM-001 : エルガ・ブルーリボンⅡ向け
■TM-002 : 7E向け
■TM-003 : ブルーリボンシティハイブリッド向け レタ/デカール付き(※催事には出品しません)
実物は模様が歪な固体もありますが、このシートは模型的解釈として比較的綺麗な形に整えています。(製品と実物の中間のような状態です) 歪にする場合は真ん中の楕円を縦に二分割し、少し角度を変えて貼り直せば作る事は可能です。 あくまでマスキングシートですので、シートの形状に拘らず多少の形状変更や適宜切り込み等も加えながらも現物合わせで調整しても良いでしょう。 ただ、車種によって模様が大きく異なる為、該当車種用のシートを使って下さい。異車種間での共用は難しいと思います。
お勧めの塗装工程は [1:基本アイボリー]→[2:裾の橙色]→[3:丸い模様橙色]→[4:グリーン]→[5~:各所色入れ]になります。この[ 3 ]の工程でこのマスキングシート(オレンジ色の部分)を使用します。 カッティングの都合上曲線と楕円を離して製作しておりますが、貼り込む際に実車同様下側に合わせます。
ラインが出せたら余計な部分に橙色が入らないよう適宜切れ込みを入れて車体内側に折り返し、別途マスキングテープやマスキングゾル等で隙間を覆います。 中扉の凸凹した部分はそのまま貼るだけではマスキングシートが浮いてしまう為、切れ込みを入れたりマスキングゾル等を併用してシートに無理なテンションが掛からないようにマスクすると美しく仕上がります。 余ったピンク色の部分は[ 4 ]の工程時に活用出来ます。
自分で言うのもアレですが、はっきり言って売れるとは思えないない(苦笑
ほんの僅かでもバスコレ+都バス製作を楽しむ人が増えれば嬉しいなと願いつつ……
==TM-005/006 バス用角型ファンカバーお助け素材==こちらが私が今まで使用していた角型ファンカバーの素材です。 プラ材を削り出したものですが、技術的な都合で両面加工が難しい為、
肩のRはご自身で削って頂く必要があります。 従ってパーツではなく
あくまで半完成(未完成)の「素材」ですので、そのままポン付けは出来ません。ご注意下さい。 同じ大きさのものを複数作る…この苦労が判る方には良いかも^^
■TM-005 : バス用角型ファンカバーお助け素材(長)10個入り [ 用意数5 ]
前頭部に多く見られます。バスコレ製品のファンカバーと長さ方向の寸法はほぼ同じ。
■TM-006 : バス用角型ファンカバーお助け素材(短)10個入り [ 用意数 12 ]
複数乗っている車輌の前頭部以外に見られる事があります。事業者/タイプによっては前頭部にも。
すみません用意数が極少です。
元々が都営向けでしたので、複数乗る車輌はTM-005が1に対してTM-006は3つ使う、、、そんな想定からかなり偏りが出てしまいました。 都営もそれ以外の事業者も現在は前頭部に1個だけ乗る車輌が殆どですので、TM-005の方を多く作っておけば良かった…と気付いたところで後の祭り。 何れも現品限りです。
もし…もしも今後作る事があったならばほんの僅か寸法を変える可能性があります周囲にお試しを依頼したところ、もう少し浮いている寸法が大きくないと接着剤が流れて使い難い~との意見が多数。 何しろ目標値0.05mmですので現状薄い紙一枚分… 無理もありません(汗 これは特に4弾製品エアロスターのクーラーが低かった為、実物と同様に寸法を取ってしまうとクーラーよりも頭が出てしまいアンバランスになってしまう~とか、製品が基本ベタ付けな事から、並べた際の違和感を最小限にしたい~と言った狙いがあった為です。 要するに、
スケールではなく多分にアレンジが入っておりますので、もし私の作品をご覧頂いて「あんなもので十分」とお感じになられた場合のみご使用下さい。 当日使用した作品を置くスペースを頂けましたら見本として展示しておきます。
土壇場での更新申し訳御座いません。
いずれこれらを使用した作品など拝見出来たならば、、さらに新たな交流が生まれれば大変嬉しく思う次第です。 どうぞよろしくお願い致します。