拡大画像A (PC上でレタッチ修正)
拡大画像B (元画像)
掲示板でのご質問もあって485系沼垂ブルーグリーン(太い方)の調色を試してみました。 この手の色は隠蔽性のある塗料では鮮やかさを保って~濁さず調色するのは難しく、混ぜれば混ぜるほど濁ってしまう傾向があります。
ではどうするのか… 結論から書くと、ベースに白を、着色は"全て"クリアカラーで行うと濁りを抑える事が出来ます。
沼垂グリーンの場合、白をベースに、クリアグリーンを1滴ずつ慎重に混ぜながらある程度調整したグリーンを作り、
後にクリアブルーをほんの僅か加えて調色しています。 クリアカラーは濁さず調色したい場合に有用で、RGBYを持っておくと非常に便利です。 また、例えば最後のクリアブルーを入れ過ぎた場合にはクリアイエローを足すと調整可能、度重なる調整で濃くなり過ぎた場合はベースの白を入れてやればリカバリー出来ます。
ここまでで十分なベースが出来ますので、少し落ち着かせたい場合は通常の色を極僅か混ぜるなど工夫すると良いかと思います。 塗料は一度濁らせると何を入れても鮮やかにする事は難しいのでその点を注意します。
485系と言えば、かもしかカラーのピンクも同様、クリアレッドを利用すれば良い色を作る事が出来ます。
その他、115系長野色/伊豆急8000系の帯/和歌山の青い近郊型などが濁り易い同系統の色ですね。
*画像の色はカメラのWバランンスやモニタ他環境で変わりますので参考程度とお考え下さい。