今日の工作台。
画的には半年前と大して変わり映えしないような?ではありますが、一応机上の6台が進行中です。 YAMATE LINERは屋根上機器を取り付ければ車体は完成。下回りの内装やホイールも塗装済み、残すは窓の用意のみとなりました。 自転車ラックバスは1台目のオレンジを若干濃い目に塗り替え、2台目を1台目の工程に追い付かせたところまで進みました。 マスキングに手間が掛かる&失敗が怖い黒の塗装をクリアした事で一山越えたかな。バンパーやステップ等の銀を塗ればいよいよ楽しいマーキングに進めそうです。
失敗例を追記:5/22/3:20
内装はラックバス=ワンステップの方はシャシーから生えている大黒柱基部をカット。内装は神奈中標準車と変わりませんが、製品の青は少々暗いイメージがあるので明るめの緑っぽい青を塗っておきました。ホイールは車体と同じオレンジに塗装します。
YAMATE LINER=ノンステップの方は内装パーツの運転席前にプラ片を足して窓から隙間が見えないよう対策しておきます。 このパーツは現行ノンステップ向けのパーツを流用している為本当は中扉後ろの列数が違いますが、前向きシートですのこのままでOKとしておきます。色は若干紫っぽい青に塗装。ホイールはこちらも車体色=茶色です。
YAMATE LINERのワンステップとノンステップではシートモケットの色が違い、MP35ワンステ=灰色系、MP37ノンステップ=紺色系となっています。
丁度質問も頂きましたので返信も兼ねてネタにしてみます。
「ホイール色入れ方法はどうしてるの?」との事、私はこんな感じに作業しています。
1:幅15mm程度に切り出したマスキングテープで簡単に巻いておく。
2/3:クレオスのマスキングゾルNEOを多めに含ませた筆でタイヤ部分を覆って行きます。 筆でホイールのキワまで攻める必要は無く、ある程度近付ける(寄せて行く)と勝手にホイールのエッジに流れるのでその性質を利用してぐるりとマスキングします。マスキングゾルはなるべく新鮮なもの(流動性があるもの)を使った方がこの性質を利用し易いと思います。塗り終わると3のような状態に。
4:エアブラシをかなり細く絞り、一気吹きしないように少しずつ塗装して行きます。 兎に角薄く塗る事が肝。マスキングゾルの膜強度の都合から、厚塗りしてしまうと剥がす際に塗り分け部分の塗料の膜を上手く切る事が出来ず失敗する為、表面が濡れるように一度に吹く事は避けます。 ちなみに、同じクレオスのNEOではないマスキングゾルはお勧めしません。剥がす際に粘りが無く(膜強度が弱くボロボロ崩れて残る)、経験上失敗する確立は高めです。他ブランドでNEOより良いものもあるのかも知れませんが… 今のところはNEOで。
5:マスキングを剥がして完成。 見本もちょっと欠けたかな~な部分はありますが、画像は現物より数倍大きいですので、この程度に仕上がっていれば実用上十分と思います。
<以下 5/22/3:30 追記>上の4「塗料の膜を上手く切る事が出来ず失敗する」~はこんな感じになります。
この状態(特に左側)はまだ軽症な方で、一例として下のようなリカバリー方法をとれば余計な部分が取れて復活する事もあります。 しかし重症の場合はこのような簡単なリカバリー方法ではホイールのリム部分も一緒に持って行かれて(欠けて)綺麗に仕上がりません。
一番のメリットは「マスキングが簡単」に尽きますが、塗装にはコントロールが必要~兎に角薄く吹く事、濡らしたら終わり位の感覚で。場合によっては一旦途中でゾルを剥がしてマスクし直すなど工夫も必要です。万人受けするかと言えば微妙でしょうか。
※念の為、、、筆をテープでまとめると傷みますのでご注意。
※「マスキングが簡単」→丸くマスクする事自体は簡単と言う意味で、作業全体に手間が掛からない「お手軽」と言う訳ではありません。今日はこんなところでお茶濁し・・・