都営の5Eと言えば、製品=P代UD-5Eに見られる中引き戸車のイメージですが、今回は少し毛色の違う最終T代のみ採用された4枚折り戸車を作ってみました。 実を言いますと、随分前にR代いすゞ5Eと共に製作を開始、その時に製作を始めたT代(もどき)は塗装も終わってほぼ完成しているのです。 しかし、ろくに資料も見ずに作ってしまったお陰で後から様々違う事に気付いてしまい、特に前面ライトが角目のまんま(フォグランプも)では誤魔化すにもちょっと… 結局新たに作り直す事にしました。 エラー品は何れ何かに活用しましょう。
後ろに写っているHTはやはり製品とはドアの形態が違うものです。 後日にでも。
加工の中心は意外にも製品デフォで設定の無い 丸目+4枚折り戸+角テール の組み合わせにすべく 角目+4枚折り戸+角テール のボディーに丸目仕様の前面を移植する事になります。
→(丸目+4枚折り戸+柿種テールのテール修正でもOK)
実車の資料についてはWebでは特に運転席側が探し切れず、如何したものかと思っていたところ、ATBさんが既に製作されているようですので、今回のモデルは製作記事+ドア側の画像を参考に製作しています。 もっと早く気付けば良かった…
加工点としては前述の前面挿げ替えの他、運転席側のコンデンサルーバー後ろ側を埋め込む/角型通風機を4個乗せる/マーカーランプの設置/リアの後退灯を削除(塗装後にパーツ取り付け)/側灯の削除("元"都営~譲渡車は後付けされている事もあるので注意)~になるようです。 その他、前面のナンバープレートモールドを削除、丸目仕様の前面は位置が同じなのでそのままでもOKですが、出っ張りが少々大袈裟に見える気がしたので取り去ってしまいました。 また、加工の前段として屋根上や側面コーナーに見えるパーティングラインを丁寧に処理する事はこの車両に限らず共通した作業です。 画像で見ると2番目の通風機が傾いているようですので後で修正しましょう。
4つの通風機位置は、ほぼ赤丸部分裏打ちの位置でOKなようです。
車体中央の大黒柱ならぬ丸い柱は是非切り取りたい部分です(無くても構造的には問題なし)