遂にーー導入しましたアルプスMDプリンタMD-5500。 やはりバス模型を作る上で鉄道以上に多用される各種ロゴや表記の再現/製作には非常に重宝するようです。 もちろん個人的にはどうしてもインレタで表現したい部分もあるのですが、データ作成の勉強と環境整備も兼ねてそろそろ頃合いではないかと仕込んでみました。 こちらは基本的にベタ重ね印刷/白/メタリック専用と考え、中間色や薄色/グラデーションを多用した絵にはインジェクトプリンタ~と使い分ければかなり幅広く様々な物が作れそうです。
実はインジェクトプリンタも新調していたり♪
今日は早速セットアップを行い、勉強用&試験として日野ウィング形エンブレムを印刷してみました。 データはイラレ上で資料画像をトレース、印刷順序ごとにレイヤを別けて全て黒色ベタで作成し、MDの特徴=ページ合成機能を利用して1色ごとに印刷してみました。 日野のウイングエンブレムは時期などの違いで様々あるようですが、参考にしたものは以前長電バス取材時に撮影したRJに付いていたものです。
(大きな画像はここ)
このメッキの再現に是非「特色フラッシュシルバー」を使ってみたかった事も導入の大きな後押しになりました。
とにかく初めてですから、印刷順序やデータ構成など試行錯誤の連続になります。 データは実物を正確にトレースすれば結果も良くなる訳では無く、文字や線の潰れ/擦れの具合を見ながら仕上がり結果を基準にデータを修正して行きます。(画像はそのイメージです) さらに印刷順序によっても仕上がりに差が出るようで、最悪色が乗らない場合もあるようですね。
画像は幾度かの失敗作を経て「1/150でこの程度なら良いかな?」と一先ず区切りを付けた物です。 データ上では、文字はオリジナルより若干痩せたもの+ハイライトはかなり細く調整、印刷順序は フラッシュシルバー>白>マゼンダ>黒 です。(右2列はFシルバー>マゼンダ>白>黒:擦れてしまいました)
もっとも、意地悪して10倍ルーペで覗いてしまうと画像拡大部のような感じですが、実際は最大幅で6mm程度ですので、個人的には十分誤魔化せる程度には仕上がったかな?と思っております。(まだまだかな?
日野エンブレム~このバスに使いたかったのです(^^ 「少々輪郭が大袈裟?」「もう少し小さくても良い?」など課題は残るのですが、ほぼ銀箔のようなフラッシュシルバーの輝きに思わずニンマリな瞬間です。
(エッチング起こしてメッキ掛けすればもっと良い??)
余談になりますが、このA-W100のドアは前/中共に黒いのが正解(若しくは登場時は黒かった)なようで、鉄道ジャーナル'90年12月号138ページにドア側の写真が掲載されていました。 ご指摘下さったkana86様に先ずは御礼申し上げます。
さらに、もうご存知の方も多いかと思いますが、先達ATB様のブログに重ね印刷サンプルなるそれはそれは手間が掛かるであろう画像が掲載されています。 この画像の意味が判る方には本当に貴重な画像ですので、是非訪問されてみては如何でしょう。
ATB MODELS様内 MDプリンタカラーチャート (別窓で開きます)