こんばんは、明けて今日から全日本ホビーショーですね。 そろそろバスコレにも何か新情報があれば嬉しいのですけれども、どうなるやら…
さて、今日はエルガについて最近の新車を真面目に作る人向けに気になるポイントを取り上げてみます。 PKG-にて非常口後の窓が大きくなった後は(外見では)余り大きな変更点は無いエルガですが、ISOホイールの採用など細かい仕様変更は行われています。 そのちょっとの違いが気になるのがモデラーのサガってもの。 バスコレの最新型=PKG-をその後のLKG-/QKG-等に化かすには?を主題にまとめてみました。ハイブリッドも少しだけ^^
※一部の画像はクリックで拡大(別画面で開きます)
先ずはボディー。
画像は京急バスのLKG-LV234L3です。 PKG-との外見上の違いは「ISOホイール」「ドア側エンジングリルがない(PJ-の頃と同じイメージ)」「中扉後の腰部にアドブルー(尿素水)注入口の蓋がある」程度でしょうか。
運転席側についてはほぼ同じ、PKG-の一部にはエンジングリルに僅かな違いがある車が居るようですが、特に1/150モデルとしては同じと捕らえて問題無いでしょう。 QKG-についてはLKG-との外観上の違いは見付けられていません。
バスコレで作るなら、、PKG-のボディーを用意してドア側の細長いエンジングリルを埋めれば基本はOK。 中扉後の蓋を表現し、(入手性は悪いですが)ISOホイールを奢ってやれば尚良しでしょう。 そういう意味では京阪バスセットが種として都合が良さそうです。
模型的視点に立つと、最も目立つ違いはやはり屋根上に載るデンソーパッケージクーラーですね。 これまでの4つファンから2つファン仕様に変更されています。 このクーラー、在来型と何処がどう違うのか……
先ずは在来型と様々な角度から比較。 本当は屋根に上って各所の寸法を測れば(若しくはデンソーの細かい仕様書が手に入れば)一発ですが、屋根上という事もありおいそれと測らせて~言う訳にも行かず、とりあえず似たような角度から比較したり画像合成等で違いを見付けて行く事にします。
こうやって比較すると、後方=エバポレーターユニットの外観カバーは共通で、前方=コンデンサユニットのカバーが異なるように見えます。 他にも幾つか真横且つ同じアングルで撮影した画像を用意して重ねてみましたが、全体の長さや高さも同じ+前方と後方の分割位置も殆ど同じになりました。 仮に現物では僅かに違っていたとしても、1/150レベルでは殆ど判らないような差かと思われます。
じゃぁコンデンサ部分の何処が違うのか…
4時間粘って捕らえたほぼ同一アングルの画像を同一比率で合成してみたのが左上(クリックで拡大)。 つまりこういう事だそうです。 2つファン化により在来型より大きいファンが使われている影響でファン周囲の張り出した部分も前方に延長されています。 それに、このファン何処かで見た事がある… 同時期のブルリボンシティハイブリッド車に搭載されている電動パッケージクーラーのそれと瓜二つです。
ただ、実際にバスコレの電動パッケージクーラーのファンを切り取ってはめ込んでみるとどうも上手く行かない… バスコレのファンは僅かに大きく、前方に張り出しを作っても上手く嵌ってくれません。 バスコレのクーラー2種がそれぞれスケール通りに出来ていないと言う事も考えらるカモ?? 今のところ他に代用になりそうなファンも無く、手加工で真面目に拘ると結構大変なブツかも知れません。 いっそエッチング板起こして貼り替えてしまうのもアリか。
~とまぁこんな感じに、車体の加工とホイールの換装、クーラーまで作ればLKG-/QKG-として納得行く作品は出来そうです。 ってか、こういう目立つパーツを新規で起こして貰いたいのですよね…
そういえば、最近デンソーさんは
新タイプのエバポレーターを開発したそうな。 バスにもうってつけの機能なだけに近いうちに導入されるかも知れませんね。 模型趣味的にはカバーの外観がどうなるかが気になります。
もういっちょついでに、、最近発売されたハイブリッド車も観察。
車体の外観ははLKG-/QKG-のそれとほぼ同じ。 写真ではドア側エンジングリルが見えませんが、ここもLKG-等と同じで開口部はありませんでした。 前面も後面も違いは見付けられず。
一般車と大きく異なるのはデッドスペース部分の外観。
窓ガラスではなく蓋とパンチングのグリルがあります。 下はそのパネルの実寸概略図で、左はバスコレ的解釈に則ったもの、右は実際の様子です。 いやはや、、頑張ってください(謎w
ロゴとか車内とか。
以上こんな感じでしょうか。 他に気になる点などありましたら遠慮なく突っ込み下さい^^