
ふぅ… 暑いですねぇ。
塗装もザラ付くし集中力は続かないしで何かと工作に適さない時期ではありますが、仕掛かっていた神奈交バス5台はここまで進みました。 青色が横浜神奈交バス、青緑色が相模神奈交バスです。 基本の塗装は白・青or青緑・グレーの3色に各所色指し程度。 そこから先はインレタやデカールなどのマーキングをメインとした作業となります。 インレタ作業~よく「インレタ貼るだけじゃん」などと割と軽く考えられがちですが侮る事なかれ、この作業結構なエネルギーを使うのです。 貼っては傾いて気に入らず、貼っては欠けて気に入らず、貼っては・・・の繰り返し。 かったるい作業こそ仕上がりに個人差が差が出るポイントでもありますので、ここはじっくり時間を掛けてみました。 とはいえいざ撮影すると100点に程遠いのは何時もの事なのですけれども(溜息
それと、昨年入札情報で判明していた都営バス限定セットの詳細がようやく発表されました。好きな都バスだけにそれなりに予算は組んでいましたが、とってもお財布に優しい内容で
嬉しい。これについては先ほど
新製品情報まとめに追記しておきました。
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レタリング作業はこんな感じにずーっとルーペ越しの作業が続きます。 昔は裸眼でOKなら良しとしていたものの、今はデジカメで撮影する事を考えルーペ付きスタンドが手放せません。 家の作業台はPCスペース込みで横幅2m60cmほどありまして、そこにこのスタンドが3本立っていたりします。 恰好はイマイチですがアームが長いので撮影時にも重宝します。
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それにしてもこの作業、目はショボショボ肩もこる、自分の妥協点との戦いですね。 普段「工作は楽しい」とか「その過程が楽しい」などと書く事も多いですが、今回は途中でひっくり返したくなる衝動数回、「これ楽しいか?」と自問自答すれば、お世辞にも楽しいとは言えないですね(汗 しかし終わった今では「うん楽しい」と言える。 途中はキツイけれど達成感が半端ない山登りみたいな感覚でしょうか。下山しなくて良い分まだマシか?

と言う事で何とか
ボディー完成まで漕ぎつけました。 運行委託車ではない純然たる神奈交バスは投入される系統が限られるので、良く調べてから方向幕(LED表示)を選ぶ必要があります。
白:Mr-GX1 クールホワイト
青:Mr-5 ブルー+Mr-189 フラットベースなめらかスムース僅か
バンパー/前扉グレー:Mr-333 エクストラダークシーグレー+白少々
黒:GAIA-032 アルティメットブラック
銀:GAIA-009 ブライトシルバー+GAIA-EX03 Exクリアー
※定着強度を増す為ウインカーオレンジ:Mr-49 クリアオレンジ(旧型キャップの旧製品)
※銀を先に塗装後これを上塗り追記:屋根の色が白ではない… 完成ではなかった模様(ノдノ)─

こちらはエメラルドグリーン様の青緑が美しい相模神奈交バス。 画像では大人し目でくすんだ色に映っていると思われますが、実際は結構鮮やかな色で塗装しています。 実車も含めてどう撮影してもこの色を画面上で再現する事が出来ません。私の撮影機材&腕がショボイ・モニターの色域にもよるでしょうが… もしこの車を作ろうと思われたならば、是非とも一度実車を観察する事をお勧めします。鮮やかで美しい色~印象が変わると思います。(橋本駅南口で張っていれば苦労なく出会えると思います)
青緑:Mr-GX1 クールホワイトをベースにGAIA-036 純色グリーンで整え、Mr-CR1 色ノ源シアンを極僅か添加
+Mr-189 フラットベースなめらかスムース僅か
※適宜調合の為具体的な比率は説明出来ず

今回使ったインレタです。この他にMDにて自家印刷したデカール・方向幕にステッカーも使います。
下は作業を簡略化する為に以前から欲しいと思っていたもので、TM-017は
6/19の記事で取り上げたヘッドライトベゼルの色入れを手助けする物、TM-020は側面反射板です。 反射板についてはこれまで使っていたMDプリンタで自家印刷したものでは印刷時の歩留まりが非常に悪く、切り出し/貼り付けの手間も掛かる上数も使う事から、インレタ化によるメリットは大きなものでした。
オレンジ色は通常白色オペークのところを銀色オペークにして頂き銀を下地にクリアオレンジで仕上げたウインカーとのトーンの差が目立たなくしています。 しかし、極細の黒枠がレタ屋さん泣かせだったらしく次回注文するのは難しそう。 以前こんなものが欲しい~とご要望を頂いた事もありましたが、仮に頒布出来てもごく少量又は黒枠なしのシンプルなものでご容赦となってしまいそうです。

神奈川中央交通さんの場合側面反射板は概ねこの三種が使われているようです。 角型のSTANLEYとIKIでは正面から見た時に左右の黒い部分の面積が違って見えるものの、何しろ小さなものなので1/150の模型的にはその違いは判らないでしょう。丸か四角かの違いで十分と。
外形寸法は 丸型=直径65mm 角型(STANLEY)=70×50mm (IKI)=80×55mm ですのでご自身でデータを作る際には参考に。 因みにバスコレ製品は初期の頃(特に丸型は)かなりオーバー、最近のものほぼスケール通りに印刷されているようです。 作ったインレタはその間を狙ってスケール寸法より僅かにオーバー気味になるように作っています。

側面反射板と言えば、、、作った後に気付く実物の違い(涙
上と下は同時に投入されたPJ-MP35JMです。当然同じ仕様の筈~と思いきや、作ったYK1104は何故かエンジングリル下部に付く筈の反射板がありません。本当は上のように反射板を取り付ける部分を避けるような形になっているのが正しいのですが… この画像の撮影は2013年、webでもっと古い時期の物(例えば3楕円CI時代)の画像を漁ってみるときちんと上のような形である事から、何らかの事情で後天的にKL-以前のパネルに取り換えられてしまったようです。 当然模型を作っている時はPJ-=反射板アリでしょ~と進めているので気付く筈もなく… 今から車番を替えるのはもう勘弁~という事で今回はそのままで諦めます。 バスに先入観は通用しませんねぇ、本当に。
※撮影から3年経っていますのでもしかしたら今現在は元に戻っているかも知れません。

YK1104号車はこんなところも特徴? 前面のロゴマーク右下隅に車番が表記されています。恐らく神奈交カラーの中で唯一と思われます。 1/150では当然判読は出来ませんが、何となく点々と黒くなっている程度に表現の差としてデータには含めてみました。


最後に、お勧めグッズを一つ。
塗装作業をしていると図らずもこのような状況になったりしませんか? 画像はあえて塗ってみたのでかなり大袈裟な状態ですが、程度の差はあれ皆さん経験はあるかと。 これを落とすのに良い方法は無いかと色々試していた訳ですが、ようやくこれは決定打か!?と思えるものに出会いました。 これ、スポンジの基材にステンレス繊維を編み込んだ布を被せたもの~台所用品などで割とよく見るものですが、その中でもこれがピカイチです。 流水中で素のまま擦っても除去出来ますし、ちょっと引っ掛かる感触が嫌なら石鹸を付ければ更にスムース&迅速に落とせます。 有りがちな爪の部分だけ落ちずに残ってしまうような事もありません。 ご覧のようにダイソー製品=税込み108円ですので騙されたと思ってお試しあれ。
※勿論ダイソー以外の100円ショップには置いていません。(見た目似たものはあっても使い心地は全く違ったりします)
※シンナーで拭き取る方法は肌から簡単に吸収しますので健康上避けたいです。
えーーー気付かんかった。。
某車掌殿よりご指摘頂きまして確認したところ間違いなく塗り分けていますね。 極めて薄いグレーと言いましょうか、もしかしてブルーイエロー(ワンロマ等)の屋根色と一緒でしょうか? ワンロマの方がもう少し濃い目? 何れにせよ追加塗装が必要と。レタリング後の塗装は嫌だなぁ…