
ここのところ7E用の方向幕やらマークやらのデジタル工作ばかりでしたが、久しぶりにアナログ工作を~MP107(試作冷房車)の加工続編です。 今回は窓はめ込み化に伴う窓のくり抜きがメインなはずでしたが、実車画像をよくよく観察するとさらに厄介な事が… 運転席側側面下部の形状が1弾製品のものとは異なるようで、この部分の形状変更に手間が掛かってしまいました。 京王歴代セットのMP118はその辺も変更されているようですが…
あとは屋根上にあるべきものを付ければ、ほぼ塗装前完成状態の予定です。 角形ファンカバーにこれまで使用していたものより一回り細身に+若干高さを低くしたものを使う事にしました。 これまでのものは2弾HT製品の大きさを手本に若干アレンジしたものでしたが、5Eやモノコック車など屋根が丸い形状の車体に取り付けるとどうにも大き過ぎている気がしていた所に、9弾製品で都営新7Eに付いて来たファンカバーを見て改良する事にしました。 このパーツは将来的にも数を使う事から、友人にモデラにて切削した素材を依頼しております。 これだけでかなりの工数削減になりますので本当に感謝、長さも2種~都営の多くのケースで前頭部だけが長いものを使用しているなど、今後再現出来れば良いかな?と思っています。

ご覧のように裾の形状が異なるようです。 この加工が案外厄介でして、ホイールアーチの延長やルーバー位置の変更など、結局もう一台部品取り車を使用する事になってしまいました。 しかし、加工が完了した所でもう一度確認すると、
あららら…これでも実車とは異なるようで、実車はルーバーの高さ方向がもっと小さく、その上に一本パネル分割ラインが入るようです。 移植用の種に国鉄バスセットのジャンクがあったからまぁ良いものの、基本的に貴重な車体ですので、素直に自作すれば良かったと少々反省。

加工の様子はこんな感じ~言わなければ気付かれないであろう部分に一番手間が…
ちまちま…ちまちまと地味ーーーな工作ですが、管理人結構好きな部類の工作だったりします。
それにしても1台作るのに何台潰すのでしょ。 窓も5Eを数台潰す事になりますので、これは是が非でも完成させて潰した車両以上に価値あるものにしなければ…(汗